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谷間に落ちた赤ちゃんゾウを救出

 カルビアングロン(アッサム州)2011年5月3日。カルビアングロン自治区ハムレン森林区オウグリ森林管理区域で、母ゾウと共に罠にかかって少なくとも4日間は谷底に落ちていた生まれたばかりのオスの子ゾウを救出した。母ゾウは翌日救出中に死んだ。

 救出チームは現場でひどく傷ついて立てずにいる子ゾウを発見した。このチームはアッサム森林局スタッフとIFAW-WTIで作られた野生生物リハビリ保護センターの獣医たちで、日本のトラ・ゾウ保護基金(JTEF)と天然ガス会社GAILの支援による2台の移動獣医用ジープを持っている。

 「地元の人から情報を得て、我々は木曜日に現場に着きました。ゾウを救出するための広い通り道を確保するため村人たちを配置し岩を削りました。その後、我々はWTIの獣医たちにゾウが怪我していることを伝えました。」とオウグリ森林管理区域の森林管理区域管理官RFO、ドルノ・ハンセが述べた。

 「子ゾウはひどく傷ついていて脆弱だったので、まず子ゾウを助けることを一番にしました。」とバスカル・チョウドリー医師は述べた。彼はWTIの獣医であるアンソニー・パングチョー医師と、アビジット・バワル医師と共に働くIFAW-WTI獣医である。

 チーム6名はアビジット・バワル医師について谷間へ入りちょうどいい出口を見つけた。子ゾウをロープで巻いて持ち上げ、外にいる他の救出隊メンバーと村人はそのロープを思いっきり引いた。子ゾウはストレッチャーにのって丘へ運ばれ、オウグリの一番近い森林局オフィスに駆け込んだ。そこでひどい脱水症状と窮乏の子ゾウの手当てをした。

その間ずっと努力が続いた。しかし日曜の夕方、母ゾウは死んでしまった。

 「ハムレン森林区のJNハザリカ森林区管理官DFOと相談し、子ゾウは野生生物リハビリ保護センター(CWRC)に移されました。我々は救出に関わった全ての人々に感謝します。特にこの子ゾウを持ち上げて助けた極めて重大な部分を請け負ってくれた村人たちへお礼を申し上げます。」と、カルビアングロン自治区大臣のジョイラム・エングレングは述べた。

 子ゾウは安定し人口保育されている。センターにいる他の3頭の子ゾウともうまくやっていて、最終的には野生に戻される。これはWTIが関わった罠にかかった親子ゾウ救出の2番目のケースである。


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