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やまねこパト―ロール中にヤマネコ発見!しかし…逃げない。

懸命な追い返し作業を展開

やまねこパトロール 7月29日の9時35分頃、やまねこパトロール車がヤマネコに遭遇しました。場所は、野原(ノバル)という島の北東角に位置する場所で、展望台がある場所のやや東です。ヤマネコはまだ若く、昨年生まれたネコではないかと推測されます。オスかメスかはわかりません。

 発見したとき、このヤマネコは道路の真ん中にいました。やまパト車が近づいて止まると、小走りで海側の歩道に入り、縁石のそばで車を見ています。そこで、フラッシュをたいて写真を撮ると、ヤマネコは歩道と草むらを仕切る柵まで下がり草陰からこちらの様子をうかがっていますが、それ以上逃げようとしません。このままではまた道路に出てきそうなので、やまパト・メンバーは車を降りて大きな声を出したり、柵を木の棒でたたいたりしました。とうとうヤマネコは草むらの後ろに隠れたので、メンバーは車に戻り20mほど走行すると、さきほどの草むらの15~20m先に再びヤマネコが現れました。メンバーはまたも追い返しを行い、結果しばらくは道路に出てこない状況だったのでやまパト車はパトロールを再開しました。

 当日のやまパトを担当した村田さん(やまパト・チームの現地マネージャーであります)は次のように言っています。「あれだけ大きな音を出したりしたのに、効き目が少なくて驚いた。あれでは、また道路に出てくるのではないだろうか。」

     今回のヤマネコ出現の問題は次の点です。
  • 今回ヤマネコを発見した地点はパトロール区間(やまパト車が20km/hで走行)から外していました。過去の目撃や事故が少なく、今回のパトロール開始前も目撃がまったくなかったためです。
  • 相当驚かしたにもかかわらず、なかなか効果が出ませんでした。さらに、いったん道路外に引っ込んでも再び路上に出てきています。(路上の餌=カニやカエルなど)路上への執着が強く、人や車への警戒心も少ないようです。放浪中の若いネコは経験が浅いため、人や車(路上)に慣れてしまうと事故の可能性はますます高くなります。

 しばらくは今回の発見地点の警戒をおこたらないようにパトロールを展開していきます。
 スピードを出しがちな場所です。西表島在住の方や来島されている方々は、くれぐれも路上のヤマネコに注意をお願いいたします。


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