お知らせ World Elephant Day at UENO ZOO
https://www.jtef.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/8205f8a815d65d77b0a14132608fa586.jpg 403 399 Japan Tiger Elephant Organization Japan Tiger Elephant Organization https://www.jtef.jp/wp/wp-content/uploads/2019/08/8205f8a815d65d77b0a14132608fa586.jpg8月12日は世界ゾウの日。
今年の12日(月・祭)は、上野動物園 東園 藤棚休憩所にて、
18時30分よりゾウの飼育員さんと野生のゾウの今をお伝えします。
世界にはアフリカゾウとアジアゾウの2種が生息しています。アジアゾウの個体数は、13か国の生息国全て合わせて46000-49000頭。その内の60%(27000頭)はインドにいますが、1万頭以上のゾウが生息できる自然環境が残っているのはインドだけです。森林の大規模農園への転換や、開発等で、生息地がとぎれとぎれになってしまっているので、群れで草や木の葉、皮等を食べながら移動するアジアゾウへの大きな脅威となっています。ゾウを守るためには、生息地の森と森をつなぐコリドーを開発からしっかり守らねばなりません。
そのコリドーには、以前にはなかった村が出来、移動して来るゾウたちが目の前の畑に栄養価の高い作物を食べてしまうのは当然のことです。その結果、人とゾウとのトラブルが起き、畑を荒らされたゾウを穴を掘って落としたり、反対に人がやられたり…
群れから離れてくらすオスゾウは、特に気が荒い時期には、畑に作物が無いと、村人の屋根を壊し貯蔵していた米を食べ、酒を飲んでしまいます。
日常的にゾウと暮らす村の人たちに、共存を理解してもらわなければ、アジアゾウを守ることはできません。
アフリカゾウの問題は、毎年2万頭も象牙のために密猟されていることです。
絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約で、象牙は規制されていますが、各国で国内マーケットがあるから、売る場所があるから、密猟は止まらないと、前回のワシントン条約締約国会議で国内の市場閉鎖決議が採択されました。それにより、中国、アメリカ、香港、台湾などは市場閉鎖の準備を進めています。が、日本は違法取引には関係していないから、と市場閉鎖は必要ないと言っています。
来週から始まる第18回ワシントン条約締約国会議。
日本への国内市場閉鎖を求めるたくさんの声に、日本政府はどう応えるのでしょうか。
このゾウの日、上野動物園では夜の動物園を開催中。
ビールを飲みながら、動物たちの声を聴きながら、野生のゾウのいる世界を想像してください。
お待ちしています!
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