私たちが達成したこと_2023

近年、交通事故が増加傾向にある西部地区(船浦~上原)でのパトロール活動を強化し、安定的に実施できる体制を確立しました。今後も新たなパトロール隊員を募集し、定期的にパトロールできる体制を維持していきます。

昨年から開始したヤマネコの目撃多発地点での注意喚起活動。新たにLED看板やのぼりを購入し、強化して実施しています。合わせて行っている交通調査では通行車両の速度低下が確認されているほか、通りかかった方からのヤマネコ目撃情報が寄せられるなどの効果が表れています。

ヤマネコの目撃多発地点での除草作業についても継続実施しています。環境省職員、パークボランティアとの合同除草作業も恒例となり、今年度は特にヤマネコの目撃情報が多く、雑草が繁茂しやすい浦内橋~干立間で集中的に実施しました(写真左は草刈り前、右は草刈り後)。

新型コロナウィルスの感染も落ち着き、対面での授業を再開しています。2022年度は上原小学校、西表小学校で授業を実施しました。イリオモテヤマネコの生息地を歩くフィールドワーク、フン分析体験、トレイルカメラによる観察は定番の授業プログラムになりました。また、竹富町教育委員会と共催している「イリオモテヤマネコ学習現地研修会」についても、3年ぶりに対面で開催することが出来ました。

竹富町条例で定められた「イリオモテヤマネコの日」。毎年JTEFがイベントを企画してきましたが、今年度は竹富町が主催する形での開催となりました。やまねこパトロール高山はイリオモテヤマネコの生態についての解説ほかフン分析体験の講師を務めました。