意見書:浦内橋橋梁架替工事計画に関する提言を沖縄県八重山土木事務所に提出

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2019年5月14日-沖縄県竹富町

3月24日の八重山毎日新聞で浦内橋の架け替えが報じられました。架け替えは▽迂回(うかい)路用に仮設橋を設置(3年)▽既設の橋を解体(3年)▽同じ場所に橋の新設工事(5年)▽仮設橋の撤去の旬で行われるとされ、仮設橋の一部で盛り土が行われること、資材搬入が主に白浜港から行われる計画になっています。八重山毎日新聞記事リンク→http://www.y-mainichi.co.jp/news/35169

現場付近では、環境省/林野庁のイリオモテヤマネコ保護増殖事業でのモニタリングが行われており、ヤマネコの定住が確認されています。また、浦内川は400種以上の魚類が生息する川であり、今回工事が予定されている浦内橋周辺は国立公園の第二種特別地域、世界自然遺産リスト記載登録推薦書では緩衝地域に指定されるなど、多数の希少種を産する貴重な湿地環境が残されています。
やまねこパトロールは工事が行われる場所の重要性とその工期の長さから、イリオモテヤマネコや周辺環境、住民生活に与える影響が大きいと判断し、自然環境に配慮した工法の検討、工事請負業者の安全運転義務付け、住民説明会の開催などを求める「浦内橋橋梁架替工事計画に関する提言」を、2019年5月14日に八重山土木事務所に提出しました。

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