ゾウのニュース & JTEFのコメント
タンザニアでは、1日に67頭のゾウが密猟者に殺されている
タンザニアの野生動物に関わる信頼できる情報筋が、現在同国はその国立公園や保護区から少なくとも年間23,000頭――つまり1日67頭のアフリカゾウを密猟によって失っていることを認めているそうです。
タンザニアでは今、1日に67頭のゾウが失われて密猟者の手にわたっていると、言われている。
昨日のタンザニアでの記者会見では、影の大臣であるRev Peter Msigwaが、もう最早手に余る状況になっている同国の密猟を、独自に特別捜査するよう要請した。氏は、この徹底調査を行う者に広範囲の権限を持たせるように要求している。今や政府の長老が密猟ギャング達と関わり合っているとの申し立てがあるからである。
政治家や政府の上級職員が違法な野生動物取引に関わっているとのまだ立証されていない主張は、同国の主要な密猟ギャング団の影にいた上級警察職員たちの捜査を続けていくうちに起こってきたものである。
ダル・エス・サラームで会見したRev Msigwa氏は、地球上の象牙押収の25パーセントに上る量が今やタンザニアのゾウから採ったものであると思われると言う。氏の主張によれば、タンザニアの野生動物に関わる信頼できる情報筋が、現在同国はその国立公園や保護区から少なくとも年間23,000頭――つまり1日67頭のゾウを密猟によって失っていることを認めているそうである。
Msigwa氏は、こう説明する。「イリンガ州都市部選挙区選出の国会議員として私には、私たちの自然資源を守り、国立公園で起こっている増加中の密猟を効果的に抑制する、権限があります。」
Msigwa氏は、政府の長老たちに関してその名を示すことはなかったが、時期国会会期中に、同国のここかしこで活動する大規模密猟犯罪組織を取り扱う独立したハイレベルの徹底捜査を要請するつもりであると述べた。
【翻訳協力】蔦村的子
野生生物取引は銃、ドラッグと並ぶマフィアの三大資金源となっています。年間23000頭ものゾウを失っているタンザニア政府関係者がゾウの密猟に関わっているとなれば、その責任をどう追求していくのでしょうか。