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トラのニュース & JTEFのコメント

トラ親子が殺された

PrimaMedia 2012年8月24日

ロシアの密猟者からアムールトラの毛皮が押収されました。トラだけでなく、薬草の原料となる植物も持っていました。野生動植物の違法取引はマフィアの重要な収入源となっているのです。

沿海地方プリモリエ州アルセニエフ町で8頭のアムールトラの毛皮が押収された。 押収された毛皮の中には1,2か月の子トラも交じっていた。ハンターは母子ともに殺したようだ。環境に及ぼす影響は非常に大きい。プリモリエ州で最大の保護区の1つである12万ヘクタールのラゾ保護区では、8頭から10頭のトラの成獣が生息している。

今回の犯人はビクターといい、1990年代から密売に関わって何度も逮捕され、警察によく知られている男だ。トラの毛皮のほかに230の朝鮮ニンジン、97本の朝鮮ニンジンが入ったウォッカ、150の銃の薬きょう、現金115,000USドルを持っていた。密猟者からこれらを買って中国へ売りに行くところだった。彼には多額の罰金か2年の懲役という刑が科される。

この事件は、警察が市民からの情報提供を受け、迅速に動き、逮捕し毛皮を押収できた。毛皮の質の違いから、この8頭は違う場所で密猟されたことがわかった。「2010年にタイガー・サミットがサンクトペテルブルグで開かれてから、アムールトラの保護に巨額の資金が充てられているが、それでも密猟は続いている。4月にも148個のクマの手のひら、2枚のヒマラヤグマ(ツキノワグマ)の毛皮、3枚のヒグマの毛皮、アムールトラの2枚の毛皮、5つの尾、ウミワシの死体などの大きな押収があったが、犯人はきちんと刑罰をうけることを希望する。」とフェニックス基金のセルゲイ・ベルズニクは述べた。

【JTEFのコメント 2013年2月】

今回のニュースでも逮捕された犯人は何度も同じ犯罪を犯しています。 ロシア警察が市民からの情報提供を受け、逮捕に至った点は野生動物犯罪の重要性が認識されてきたことでうれしいことですが、罰則を厳しくしなければ何度も繰り返します。インドでも悪名高い密猟者が何人もいて、その親戚までもが一味となっています。トラサミットを開いたプーチン大統領に厳刑の実行を望みます。


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