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トラ密猟に重い罰

WWFロシア 2012年11月15日

ロシアでアムールトラを密猟した男に罰金、銃の押収などの罰が言い渡されました。野生のトラはむやみに人を襲うことはないのです。

1人のロシア人の男が絶滅危惧種のアムールトラを殺し、14か月の懲戒労働、18,500USドルの罰金、また狩猟許可のはく奪、銃の押収などが言い渡された。
この事件ではトラの殺戮が意図的で自己防衛ではなかったことが立証された。この男はトラを撃った時、トラから離れていた。だからトラは逃げようとし、男から隠れようとした。しかし男は手負いのトラを追いかけ、近くから撃った。男は顔に爪で引っかかれた跡があったが、もしトラが傷ついていなければこんな怪我で終わらなかったろう。この地域のモニタリングをしているWWFのスタッフはこのオストラをよく知っていた。「人との問題を起こすトラではありません。」と彼は言う。「死体を解剖した結果、このオストラはしっかり食べていたし栄養状態も良かった。健康で満腹しているトラは、手負いでない限り人を決して襲わない。」と付けくわえた。WWFの種のプログラムまとめ役のセルゲイ・アラミレフは「ロシアでトラを殺した場合の判決が出て良かった。今後これが基準になるでしょう。」と言う。今回が過去3年で3回目の判決である。

【JTEFのコメント 2013年2月】

トラを密猟した人への罰則が厳しいものでないと、密猟は収まらず、トラの数が減り続け、さらにトラ製品の価格は上がります。今回の事件が見せしめとなってほしいものです。


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