トラのニュース & JTEFのコメント
トラ密猟事件、迷宮入りか
12頭以上ものトラの密猟事件の捜査が厳格に行われていない。保護活動家たちはCBI(重要犯罪を取り扱う中央捜査局)の捜査を要求。
ナグプール(Nagpur):この地域で発生した12頭以上のトラの密猟事件の捜査は迷宮入りが決まったかのように見えるが、その一方で、水曜日、密猟容疑者のうち5人には治安判事による拘留が、1人には森林局による拘留が言い渡された。
すべての被告は一級治安判事R B ラジャ氏の前に引き出され、いずれもバヘリヤ地区出身の4人、シリ、マムル、チカ、バースルと、金属製の罠を作ったジヤラール・バワンカーに拘留が認められた。ヤーレン被告には、6月6日までの拘留が命じられた。
密猟者たちは事実を隠し、かれらとの対応に苦労している捜査担当職員に協力する気はない。そのうえ、捜査に関わる職員たちの間でも責任のなすりあいが盛んに行われている。6月19日にナグプール東部の森林主席保護官補助SS ミシュラ氏が設立した5人からなるチームも、さして役に立つとはいえない。密猟者の身元確認のためにカトニーを訪れたのは、PC ビスワス氏ただ一人だったのである。休暇を取っているメンバーもいれば、もっとよい地位を得ようと画策に忙しいメンバーもいるという有様だ。
「こんな捜査方法じゃ、有罪確実な事件でも立件できません。密猟者は保釈され、元のビジネスに戻るだけです。この状況を解決するには、CBIのような当局に捜査を引き継いでもらうしかないでしょう」と、匿名の職員数名は述べた。
ベリンダ・ライト氏やヴァルミック・タパー氏といった著名な保護活動家たちはすでに、この件に関して、CBIのような独立した専門当局による捜査を要求している。一方、水曜日には上級森林局員による会議が開かれ、州のCIDかCBIに捜査を引き継ぐべきかどうかが議論された。ミシュラ氏からコメントはとれていない。
【翻訳協力】木田直子
いまだに続くトラの密猟。警察の追及が甘く容疑者を有罪にすることができない事が多いのです。そこで、CBI(中央捜査局)のような専門機関で取締り、有罪にすることが早急に必要です。