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中国人による伐木搬出のために、ミヤンマーの希少ザルは絶滅の危機に

2014年4月2日 AP通信

ヤンゴン発 自然保護団体は、中国人の違法な伐木搬出やサルの骨の需要により、ミヤンマー北部の希少種のサルが絶滅の危機にあると述べている。英国に本拠地を置く国際環境保護団体は、火曜日、ミヤンマーのシシバナザルにとり主な脅威となっているのは、中国人の違法な伐木搬出が引き起こした森林伐採や、食用や伝統的な医療用に希少ザルを狩猟していることである。

反乱の地であるカチン州における平和交渉が進行中であることと、Imawbum国立公園の設立が、絶滅の危機にある希少ザルを救護するのに役立つであろう。

2010年にカチン州で発見された希少ザルは、国際自然保護連合のレッドリストでは「絶滅寸前」と記載されている。この希少ザルは、野生に260匹から330匹しかいないと推定されている。

【翻訳協力】日原直子

【JTEFのコメント】
 国立公園にする動きはあるものの、結論が出る間にも伐採はどんどん進んでいます。伐採業者用の道路はハンターをジャングルに入りやすくします。漢方薬の原料にもなるこのサルへの保護は、急務です。

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