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イリオモテヤマネコのニュース & JTEFのコメント

期間中に3頭を確認 ヤマネコ保護夜間パトロール

八重山毎日新聞、2010年10月23日

イリオモテヤマネコの交通事故防止を目的に7月22日から8月21日までの間、西表島で夜間パトロールを行ったNPO法人トラ・ゾウ保護基金が、実施報告書をまとめた。それによると、期間中に3か所でヤマネコを確認。今後も一定期間に集中的なパトロールを行う方針で、参加者の拡充が課題とされている。

同基金は地元住民の協力で期間中に週4日間、午後7時30分から午後10時30分までの間、島内4か所を中心にパトロールを行った。 ヤマネコの発見場所やエサとなる動物の路上確認情報、遭遇した車両の体感速度なども記録した。

遭遇した車両の体感速度では、△レンタカーはそれほどスピードを出していない傾向がある△時速60キロ前後で走行していると思われる車両が多く、80キロ超と思われる車両もあったと報告されている。

今後も事故が起こりやすい時期に集中的なパトロールを行う。
事故が起こりやすい時期は11月~3月、2月~4月で、ヤマネコが頻繁に路上に出没する。区間は大富~古見、相良周辺、干立周辺などで検討している。
パトロール体制については、1日2交代制で行うことでパトロールの密度を高めることができるが、長期の実施には人員がかなり必要で、協力者の確保が検討課題としている。

同基金ではパトロール終了後に子ネコが頻繁に路上に現れたため、9月18日~30日の間も緊急的にパトロールを再開した。



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