活動紹介

イリオモテヤマネコ保護基金 ―絶滅の危機からイリオモテヤマネコを守るために―

やまねこパトロール

ご寄付のお願い■今日のパトロール報告

現地から送られてくる日報をご紹介します。

 
日付 報告
7月30日(土) 現地マネージャー村田さんご夫婦担当です。
この日は、「大原祭」という大きなお祭が、東部の大原(仲間港そば)で開催されました。西表島の生活圏は東部と西部に大きく分かれていますが(1977年に県道の北岸道路が開通するまでは陸路での行き来もできませんでした)、このお祭りには西部からも多くの人々が見物に訪れます。
交通量が普段より増えることが予想されましたが、パトロール中はそれほど多くなかったようです。ただし、80km/hくらいのスピードを出していた車もあったようです。
由布農園とユシキダ水田の中間あたりでイエネコが路上に出ていました。野良ネコからイリオモテヤマネコへのネコエイズなどの感染がしんぱいされており、地元竹富町では、条例を定めて、すべての飼いネコへの予防接種とマイクロチップの埋め込みをの徹底しようとしています。この情報は、竹富町や環境省にすぐ提供されました。
大原祭
←当日行われていた大原祭
7月27日(水) Kさん、Sさん担当です。
車の量は平均的。60km/h前後で走る車が多かったようです。
路上では、カニやカエルは少なめ。500gくらいのヤシガニが歩いていました。
60km/hといっても、ほとんど真っ暗な西表島の夜。対向車との事故を避けるという意味では危険とはいえないかもしれませんが、路上にたたずんでいたり、急に横切ろうとする生きものを避けることは、まず難しいでしょう。路上のヤマネコやヤシガニを避けるという目標で走る体験をすれば、誰でも納得すると思います(カニやカエルをできるだけ轢かないようにしようと思えば、今回のパトロールのように、さらに低速走行が必要になります)。
せめて制限速度で走って欲しいと思います。
7月25日(月) Tさんご夫婦担当です。
この日は、車がやや多かったようです。
路上では、カニが多く出ていました。鳥が一羽何かをついばんでいたようです。夜はゴイサギがよくカニやカエルの死がいをついばんでいます。
セメント会社の敷地そばではネズミも路上に出ていました。もともと西表島にネズミはいませんでしたが、後に人間の動きに伴って移入しています。イノシシの子ども(ウリ坊)も道に出てきていました。
7月23日(土) 現地マネージャー村田さん、村田美樹さん担当です。坂元も同乗。
路上でヤマネコは確認なし。22日もそうでしたが、ヘビの死体、元気に路上を這っているものが何匹もいました。ヤマネコはヘビも食べます。
ヤシガニも路上を歩いていました。道路脇に追いやったのですが、パトロール実施後に坂元が車で通りかかったとき、ほぼ同じ場所でひかれてしまっていました。。。
後良橋の付近ではシロハラクイナという鳥もひかれて死んでいました。小さな生きものも含めれば、いったい何匹車に轢かれて死んでいることでしょう。
やまねこパトロール7月23日
←写真は、車載のドライブ・レコーダー(記録装置)がとらえた(?)、路上のカエルを確認する村田さん。
7月22日(金) パトロール初日です。
初日ということで、現地マネージャー村田さん、パトロール担当者(ドライバー、同乗者)3名、環境省西表野生生物保護センターから専門家の岡村さん、戸川、坂元で実施(2台)。
路上でヤマネコは確認なし。ただし、ヤマネコがよく食べる生きものはかなり路上に出ていたので要注意でした。
浦内橋ではカエルとカニ、海中道路ではカエル、ユシキダ水田ではカエルです。特にユシキダでは路上一面にカエルが。
夜間の時速20キロ走行は非常に疲れます。皆さん、お疲れ様でした。
やまねこパトロール初日
←写真は出発時の様子。
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